いつもの春

雪解けで空知川の水量が増してきました。

春めいた日差しがキラキラと川面を埋めて楽し気に溢れ出してきます。

一方で、我々の社会ではCOVID-19の蔓延により日々の生活や経済活動が委縮し、「いつもの春」が幻のように消え失せるさまを呆然と見送るばかりです。

そんな中、「いつもの 春」を見つけてきました。写真はシラカンバの樹液を採取している様子です。

冬の間活動を抑えていたシラカンバですが、小さなな冬芽たちを目覚めさせるべく、空からは太陽の恵みを、大地からは雪解け水を旺盛に取り入れています。

シラカンバの樹液には甘味成分が含まれており微かな甘味を感じます。シラカンバの冬芽たちには申し訳ないですが、少しお裾分をもらいました。まずはそのまま飲んで、いつものコーヒーブレイクをシラカンバの樹液を沸かして、いつもの晩御飯は豚バラとほうれん草の常夜鍋をシラカンバの樹液でと、いつもの時間が特別の時間になりました。