拡張型木質バイオマスエネルギー地産地消事業

地域の林地未利用材で作られるエネルギーを地域で利用するエネルギーの地産地消モデルの取り組みが始まりました。

従来、山で切り倒された立木は、製材用、合板用、パルプ用など、それぞれ適した長さや太さごとに仕分けされて出荷されていきます。帯に短したすきに長しの木材は、残念ながら林地内に放置されてきました。

そのような中、平成24(2012)7月に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が導入され、今まで放置されてきた、帯に短したすきに長しの木質資源が急速に注目されるようになりました。

 

南富良野町でも平成27年から発電用木質バイオマスチップを製造し、王子グリーンエナジー江別㈱に販売を行っています。

しかし、町内の電力需要量を調べてみると、現在、地域内から出荷された木質バイオマスでは全量を賄うことができていません。そこで、不足している電力を発電するための木質バイオマスチップを増産し、地域内需要電力を王子・伊藤忠エネクス電力販売㈱より購入する取り組みを始めました。これにより地域資源利用によるエネルギーの利用状況、循環状況が見える化されました。

 

写真は新しく導入された小型移動式破砕機による林地未利用材の破砕状況です。現地で破砕を行うことにより林地未利用材の体積が大幅に減容されて、いままで手を付けることができなかった林地未利用材を商業ベースで出荷することができます。これにより、地域資源による木質バイオマスチップの増産が可能となり、エネルギーの地産地消が促進されます。