夏の危険生物たち

北国の短い夏は生物にとって大切な季節です。

人間だけでなく、人間以外の哺乳類や爬虫類、魚類、昆虫、植物など、みんな活発に活動します。

 

中には、我々にとって危険な生物も元気に活動します。例えばスズメバチです。

スズメバチは攻撃性が高く、遭遇する確率としてはヒグマやマムシよりも高く、アナフィラキシーショック症状を発症した場合、死に至る危険もあるやっかいな生物です。彼らは女王蜂を中心とした社会性昆虫で、草刈り作業などで知らずにスズメバチの巣に近づいてしまうと警告を受け、それに気づかずに接触などしてしまうと攻撃を受けます。施業地内にあるスズメバチは発見できれば駆除や巣付近の施業の取りやめなど対処が可能となりますが、すべての巣を発見することは難しいです。

 

写真のペットボトルはスズメバチをおびき寄せて駆除するトラップです。内容物は日本酒、お酢、砂糖で、配合はおよそ3:1:1。今のところこの配合が最もスズメバチが好むようです。広い施業地で焼け石に水的な感は否めませんが、少しでも安全に作業できるように対策を進めていきます。